感覚統合

ビジョントレーニングの可能性

ビジョントレーニングとは?

ビジョントレーニングを簡単に説明すると、「目と脳と身体をよりよく繋ぐ」トレーニングです。

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そして、それは視覚機能のプロセスにおける視覚情報をインプットからアウトプットするまでの一連の流れを整えてあげたり、新たに繋いであげることです。

人は約80%の情報を目から得ています。
目から得た視覚情報をインプットし、それをもとに脳で情報処理し、動作したりといった行動へと変換(アウトプット)していきます。

このインプットからアウトプットという視覚機能の流れがスムーズにいけばいくほど、物事に対する理解(勉強)や自分の身体をイメージ通りに動かす(運動・スポーツ)という機能が向上していくと考えられます。

勉強ができない!運動音痴!だからではない

勉強もスポーツも日常生活もすべては外部から得られる情報に対して、よりスムーズに自分自身の身体が反応できているかが重要です。

  • 漢字がおぼえられない
  • 計算が苦手
  • 跳び箱が苦手
  • ボールを蹴ったり、投げる・キャッチすることが苦手  など

こんなお子さんに対して「この子は勉強ができないから・・・」「ほんとどんくさいくて、運動音痴で・・・」という風に思ってしまいがちですが、

そうじゃないんです!

インプットからアウトプットという一連の流れのどこかに少し「課題」が残っているだけなのです。

この「課題」に関しては、「感覚」「神経回路」の部分だと考えます。
なので、「目と脳と身体をよりよく繋ぐ」、つまり感覚を整えたり、神経回路を繋ぐことを行うビジョントレーニングは、そういった課題に対して直接アプローチできるものだと思います。

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スポーツも勉強も土台の整備が重要

「感覚を整える」とは、人が持つ様々な感覚は積み木を積むようにピラミッド状に整えていきます。

ピラミッド状に積み上げていくので、当然ピラミッドの土台となる一番下の部分から順番に整えていくことが非常に重要です。

感覚のピラミッドの1番下の部分は「基礎感覚」という感覚となります。

感覚といって思い浮かべるのは「視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚」ではなく、ここでいう感覚とは「視覚・前庭覚・触覚・固有受容覚・聴覚」となります。

運動をしたり、勉強をしたりといったことはピラミッドの上層部となります。

積み重なった積み木を支える土台の部分の感覚を整えない限り、より上の部分にある勉強や運動といった積み木を積み上げることは非常に困難です。

ビジョントレーニングではピラミッドの下段部分にアプローチしていくので、土台部分の感覚をしっかりと整えることからはじまります。

自分の本来の能力を発揮する
自分自身の能力(運動ができる・勉強ができる)が100%だとすると、ピラミッドの土台部分に目を向けずにいた場合、自分の本来持っている能力の70%ぐらいしか発揮できない(できていない)可能性があります。
しかしビジョントレーニングにより土台部分を整えることで、100%もしくはそれ以上の能力を発揮できるかもしれません!
これがビジョントレーニングを取り組むことで生まれる可能性です!
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神経回路を繋げる!
感覚を整えるということは、神経回路を繋げるということでもあります。
草木が生い茂る道がないようなところを何度も何度も同じところを通ると道ができるように、これまでできなかったことに繰り返しチャレンジしていくことで、それができるようになる神経回路がが繋がっていきます。
ただし、ただやみくもにやるのはあまり良くはありません。
原因が「何か」を知ることが重要
  • 漢字を覚えられない→図形認識
  • 計算が苦手→数字
  • 跳び箱が苦手→バランスや自分の身体を支える
  • ボールを蹴る、投げる・キャッチするのが苦手→目と身体を連動させる

図形認識や数字の感覚が整っていない子どもに、繰り返し書き取りやドリルなどを行っても苦痛でしかないと思います。

バランスや自分の身体を支える感覚が整っていない子どもに何度も跳び箱などを練習させてもやはり苦痛だと思います。

目と身体を連動させる感覚が整っていない子どもにサッカーやキャッチボールをさせてもなかなかうまくできず楽しくないと思います。

何か苦手なことやできないことがあるときに、それに対して繰り返しチャレンジするして出来るようになるまで必死に努力することも当然大切なことだとは思います。

ただ、そのできないことや苦手意識の原因が何か?どこにあるのか?に対してしっかりと目を向けることはより重要なことだと思いますし、それが発達や成長を支える助けになるのではないかと思います。

ビジョントレーニングで原因に目がいき関わり方や結果が変わる
親や指導する立場では、自分自身の経験則やその時の現象のみに目がいってしまうことが多いと思います。
なので、何が原因かわからなかったり、理解できないような行動に直面した場合は「〇〇だから・・・」と片付けてしまうことになってしまいがちです。

しかし、原因がどこにあるのか?なんなのか?が解っていれば対処や対応の方法もわかったりします。その場でわからなくても調べることも可能です。
それは苦手なことや、できないことを克服するために根性論のように闇雲にやることで大変な思いをしていた子どもたちにとっても、なぜこんなこともできない?と思いながら接してしまっていた親や指導する立場の人の気持ちを楽にしてくれます。
お互いにやることがハッキリすることで、余裕を持ったリラックスした状態で関わることができ必然的に結果も良い方向に変わっていくと思います。

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