ビジョントレーニングは子どもの発達や成長にアプローチできるだけでなく、老若男女すべての世代に効果が期待できます。
感覚系や神経回路に直接アプローチするので、反射神経や動体視力などスポーツに必要な要素を向上させる効果もあり、プロ野球やサッカー、バスケットボールの選手やチーム、その他トップアスリートにも導入されているトレーニングでもあります。
原始反射とは人が成長していくプロセスの中で現れる反射的なカラダの動き(無意識にカラダが動いてしまう)のことです。
原始反射は本来、人が成長していく過程で少しずつ抑制されていくものですが、その成長過程で反射が残ってしまっているケースは思っているよりも多いです。
成長している子ども達もそうですが、意外にも大人でも反射が残っているケースが多くあり、多くの場合反射が残っていることに気づいていないことがとても多いです。
パフォーマンスが向上しない、お子さんが一生懸命練習しているのになかかな上達しないという時は、もしかすると原始反射の残存による無意識的な反射が影響を及ぼしているかもしれません。
ビジョントレーニングではそういった原始反射の抑制にも注視しており、感覚系を整える、神経回路を繋ぐといったことと組み合わせて原始反射抑制についてのプログラムも組み入れています。
スポーツの本来の目的は楽しむことです。
目標・目的に向かいながらも、自分の頭の中で思い描いたことを実際に実現する(出来た‼︎)ことだと思います。
私自身、選手としてサッカーを幼少期から行ってきた時もそうですし、現在指導者として幼児や小学生、中学生と関わっていくなかでもそのように感じます。
特に小さい年齢の子は、ちょっとした課題を与えてチャレンジしてもらうと「出来た」時には、すごく嬉しそうにそして自慢げに報告しにきます。そしてまたちょっとレベルアップしたことにも積極的にチャレンジします。
そういった姿を見ると「できた!」の積み重ねが本当に大切なんだと改めて思います。
何万人ものスタジアムで観客を熱狂させるトップアスリートも、小さい頃に感じた「できた!」の喜びの積み重ねが原点だと思います。
ビジョントレーナーとしてスポーツをおこなっている方や子ども達のチカラに少しでもなれたらと思います。
