視覚機能

あなたは両眼をうまく使えていますか?

両眼をうまく使えていないと?
人間は2つの目で見たものを脳で1つにまとめ、情報処理を行います。この両眼を同時に使ってものをみる働きのことを両眼視と言います。
両眼視がうまくできない状態では、様々な困りごとが起こります。
こんな症状がある場合は上手く両眼を使えていないかもしれません。
  • (原因不明の)慢性的な頭痛、偏頭痛
  • 眼精疲労
  • 首・肩こり
  • 常に、または時々ものが二重に見える
  • 眼に圧迫感がある、眼の奥が痛い
  • 眼鏡をかけていても疲れる。今までかけたどの眼鏡もしっくりこない。
  • 上手く説明できない違和感があり見にくいが、同数はあっており視力は問題ないと言われた。
  • 視線を変えた時にすぐにピントが合わない。
  • 視線が定まらない
  • 良く目眩がしたり、気持ちが悪くなったりするが検査をしても異常が見つからない
  • 風景が2Dにしか見えない
  • 3D映画が飛び出して見えない(または飛び出しが弱い)
  • 運転時など前後左右の距離感が掴みにくい
  • 駐車が苦手でぶつける
  • 人や物によくぶつかる
  • よく躓く、こける
  • 本を読む時、よく読み飛ばしたり、どこを読んでいるのかがわからなくなる
  • 常に体や首が傾いている
  • 靴底が異常に片方だけ減る
  • ドライアイ
  • 目に不快感があり、医療機関を受診しても原因がわからない
  • 乗り物酔いをする
  • 乗り物の中で読書できない
  • 時々眼が寄る。外れることがある。
基礎両眼視
両眼視ではものを立体的に捉えることができることが重要です。
そのためには3つの機能が重要になります。
  1. 眼球運動コントロール
  2. ピント合わせの柔軟性
  3. 両眼のチームワーク

この3つの機能が立体的にみるために最も重要で、この3つの機能のことを基礎両眼視といいます。

眼球運動コントロール
目を動かすこと。対象物に対して両眼の視線をそろって動かしたり、両眼を寄せたり離したりするなどいくつかの動かし方があります。
 
追従性眼球運動
特定のものを視続けるときの眼の動きを「追従性眼球運動」といいます。動くものを眼で追う動きを指す場合が多いが、じっと一点を視つめることもその一点を眼で追い続けるという意味で、追従性眼球運動にあてはまります。
跳躍性眼球運動
あるポイントから別のポイントへ視点をう早く移す動きを「跳躍性眼球運動」といいます。
球技でボールや人の動きを瞬間的にとらえる時などに働いています。
複数の作業を同時に行うとき、瞬時に視点を切り替えることが必要になります。
 
「追従性」は線を引くような動き、「跳躍性」は点から点へ飛ぶような動きです。
ピント合わせの柔軟性
ピント合わせの柔軟性が低いと様々な問題や困り事が起こります。
  • 板書が遅い
  • 本の文字がぼやけてくる
  • 眼が疲れやすい
  • 視力はいいのにモノがぼやけて見える
  • 集中力に欠ける
    などの問題や困り事が起こります。

若いうちは眼の焦点合わせの力は豊富です。老眼の目と違い、細かいプリントに目を近づけてもぼけません。しかし当てはまらない子ども多くいます。
本来持っているピント合わせを素早く切り替える柔軟性やスピードがない目の子どももいます。これでは疲れやすく、本を読んだりのにも不都合が生じます。
一生懸命勉強しようとしているのに、読んでいる文字が途中でぼやけて見えたりすると集中力を維持する邪魔をします。ピント合わせの切り替えもスムーズに行えないため、板書もなかなか上手くいきません。これでは授業についていくことも難しく大変です。
日本の学校の視力検査では、近方視についてほとんど検査されることがないため、こういった問題を見逃されやすい状態です。

遠方視力が十分あっても、近方視が必ずしも快適に見えているとは限りません。

両眼のチームワーク
目がふたつあるがゆえに、難しさも伴います。自分の見たい対象物に対して、ふたつの視線がいつも同時に同じように動かないといけないためです。これは非常に高度な作業で大変なことです。
目を動かすだけでも難しいのに、それをふたつの目を一つの対象物に対して間違いなく動かしていくことはさらに大変です。
 
輻輳(フクソウ)
両眼のチームワークに大きく関わるのが、輻輳という寄り目の動きです。この輻輳が上手くできない(輻輳不全)とたくさんの問題や困りごとが起こります。
  • モノが二重に見える
  • 姿勢が悪い
  • 集中力に欠ける
  • 本を読むと、とても疲れる
  • 球技が苦手
  • 距離感が悪い
  • 眼精疲労がある
  • 肩が凝る       など

立体視
生後半年を過ぎた頃から、赤ちゃんが自分の興味を持った対象物を掴んだり操ったりしようとします。
この時に、ふたつの目が連動してその目標物を見る習慣と、掴もうとするときの腕の伸ばした筋肉の感覚により、自分と対象物までの距離感が徐々に身についていきます。
ふたつの目を使うことにより、奥行きを読みとり、空間を把握し、3D映像を手に入れることができ、日常生活で実にたくさんのメリットが生まれます。
この両眼のチームワークにより、立体視が成長し、奥行き(距離感)や周辺視野、自分の身体のサイズ、軸ができて左右の認識ができるようになります左右の認識ができるようになります。

両眼視が円滑に行われるためには、両目にほぼ同じ大きさの像が映り、両眼の視線にズレがなく、眼球運動が円滑に行われていることが条件になります。

両眼視機能

ふたつの目を使っているから、モノが2個に見えるわけではなく、頭の中で統合され1つの対象物として認識されます。
この「ふたつの目がバランス良く作用する力」を両眼視機能といい、「同時視」「融像」「立体視」の3つに分類されます。

  • 同時視・・・両眼で異なる図形(右目で四角、左目で三角など)を見た時、2種類の図形を同時に見ることができる能力のこと
  • 融像・・・・両目に映った同じ像をひとつに認識する能力
  • 立体視・・・左右の目で見える像の位置が異なるために生じるズレによって、モノを立体的捉える力のこと両眼視機能はこの3つが作用することで正常に働きます。
    斜視や近視、遠視などの屈折異常によって両眼の視力に差があると、左右の見え方のバランスが崩れ、上手く機能しなくなってしまいます。
    その結果、片目が疲れやすい、両眼で見たときにピントが合わない、運転中やスポーツ中に距離感やスピードの把握がしにくなどの不具合が起きてしまいます。
    片方の目が見えにくくなると、自然と見える側の目を使うようになってしまい、もう一方の目の視力は落ちるばかりで、両眼視機能も次第に低下してしまいます。

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